フィナステリド(プロペシアジェネリック)の通販での購入方法と効果・副作用の実態

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最近薄毛が気になり始め、AGA治療薬フィナステリド（プロペシアジェネリック）の服用を検討している人に向けて、フィナステリドの基本情報やおすすめの入手方法を紹介します。

上記のようにフィナステリド安い料金で入手できる方法や、服用前に知っておきたい効果や副作用のリスクなどについてわかりやすく解説します。

まずは、フィナステリドの基本情報について確認しておきましょう。

フィナステリドはAGA（男性型脱毛症）の原因となるホルモンの生成を抑制することで、ヘアサイクルを正常に戻し抜け毛を予防する薬で、前頭部の生え際の後退（M字ハゲ）、頭頂部の抜け毛（つむじハゲ）どちらにも効果をもたらします。

フィナステリドを入手する方法は多数ありますが、正規ルートはクリニックで医師から処方を受ける方法です。
個人輸入の通販は品質や有効性が確認されていないため、薄毛への効果を得られない可能性や、健康被害を引き起こすリスクがあるためおすすめできません。

安全・有効性が確認されたフィナステリドが入手できるおすすめクリニックをピックアップしました。

※1 12ヶ月プランキャンペーン適用後の料金。決済ページでクーポンコード「docfina」を入力。
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DMMオンラインクリニックなど、診察料無料でキャンペーンを利用すると月1,000円程度の料金でフィナステリドの処方を受けられるクリニックもあります。
さらに、最短当日にはフィナステリドが届くため、すぐに服用を開始したい人にもおすすめです。

当記事では、フィナステリドの処方を受けられるおすすめクリニックの詳しい情報のほか、フィナステリドの効果や副作用などの基本情報もわかりやすくまとめています。

フィナステリド(プロペシアジェネリック)が与える薄毛への効果

フィナステリドは、抜け毛の予防やAGAの進行を遅らせる効果に期待できる治療薬です。

フィナステリドは、AGAの発症によって乱れたヘアサイクルや頭皮環境を正常に戻すことで、AGAの進行を予防する5α還元酵素阻害薬です。

前頭部の生え際の後退（M字ハゲ）、頭頂部の薄毛（つむじハゲ）どちらにも作用をもたらします。

フィナステリドとプロペシアの違い

プロペシアもフィナステリドも有効成分は同じなので同様の効果が期待できますが、プロペシアは治療例が多く、フィナステリドは価格が割安といった異なるメリットがあります。
基本的にフィナステリドは飲み薬として用いられますが、フィナステリドを含んでいる塗り薬や注入治療の薬剤を取り扱っているクリニックもあります。

また、プロペシアを製造しているのはオルガノン社1社のみですが、フィナステリド錠は国内正規品として承認されているだけでも11社が製造しているほか、国内未承認の海外製もあるため、購入の際に注意が必要です。

	プロペシア	フィナステリド
分類	先発医薬品	後発医薬品 （ジェネリック）
販売開始時期	2005年発売	2015年～発売
有効成分	フィナステリド
製造	オルガノン社1社が製造	国内正規品はサワイ・ファイザーなど11社が製造（国内未承認の海外製もある)
特徴	発売時期が早く治療例が多い	プロペシアの7割程度の価格で購入できる

ジェネリック医薬品のフィナステリドと先発品のプロペシアは、有効成分の種類や量、品質・有効性・安全性は同等で、AGA治療効果や作用に違いはありません。
薬の値段はジェネリックのフィナステリドのほうが安く、プロペシアの70～90％程度の値段で処方を受けられます。

フィナステリドが薄毛への効果をもたらす仕組み

AGAは男性悪玉ホルモンのジヒドロテストステロン（DHT）が生成されて発毛を阻害することで発症します。
ジヒドロテストステロン（DHT）は、テストステロンという男性ホルモンと還元酵素5αリダクターゼが結合することで生成されます。
ジヒドロテストステロン（DHT）が生成されると、同時に脱毛因子「TGF-β」が生成され、毛母細胞の働きを抑制して毛周期というヘアサイクルが乱れます。
その結果、前頭部や頭頂部の髪が細くなり、最終的に抜け落ちるのがAGAの症状です。

フィナステリドはAGAの発症する原因となる「還元酵素5αリダクターゼ」の作用を妨げ、ジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制することで、AGAの進行を予防します。

フィナステリドは、髪のボリュームダウンが少し気になり始めた段階のAGAの症状が初期、もしくは中期の人に向いている薬です。
日本皮膚科学会ガイドラインによると、フィナステリド1mg5年間の服用継続によって日本人男性99.4％が効果を得られたという結果が出ており、AGA治療の有用性は推奨度Aとされています。

フィナステリドはあくまで抜け毛予防・現状維持が目的のAGA治療薬です。
そのため、今の毛の状態をキープするだけではなく毛量を増やしたい人は、フィナステリドだけではなくミノキシジルとの併用がおすすめです。

発毛促進効果があるミノキシジルと、抜け毛を予防するフィナステリドを併用することでAGAの根本的な治療が行えます。

オンライン診療を行っているクリニックによっては、月々2,000円以下でフィナステリドとミノキシジルの2種類の処方を受けられます。

以下の記事で、フィナステリドやミノキシジルの処方ができ、かつ費用がお得なクリニックを紹介しています。

フィナステリドの服用方法・服用期間

フィナステリドは1日1回、1錠を水で服用します。
飲み忘れた場合は気付いた時点で1錠服用します。

フィナステリドの服用時間に決まりはありませんが、毎日一定の時間帯に服用することで、AGA治療効果を安定させることが可能です。
また、フィナステリドの服用とともに、栄養バランスの取れた食生活、十分な睡眠、適度な運動、ストレス管理など健康的な生活習慣を送ることで頭皮環境も整うため、よりAGA治療の効果をサポートします。

なお、薬代を安く済ませたいからといってフィナステリドの錠剤を分割・粉砕して服用することは製薬メーカーから禁止されています。
錠剤を分割・粉砕して服用した場合の安全性や効能が確認されていないためです。

フィナステリドを服用してから薄毛の予防効果を実感できるまでは6ヶ月程度かかるため、服用の継続が必要になります。

フィナステリドを服用した時の、期間別の効果目安は以下です。

フィナステリドは服用中のみ薄毛予防の効果をもたらす薬です。
フィナステリドの服用を中止すると、服用中の効果がなくなるため薄毛が再び進行する可能性が高いです。

そのため、費用の安さや手間の少なさなど、フィナステリドを継続しやすい条件が揃っている入手方法を選びましょう。

通販やオンライン診療などでフィナステリドを購入する方法

フィナステリドを入手する方法は多数ありますが、クリニックのオンライン診療で処方を受けるのがおすすめです。

クリニックのオンライン診療であれば、自宅に居ながら安全性・有効性が確認されたフィナステリドを低価格で入手することができ、費用・安全面・手間の少なさどれを取ってもメリットが多いです。

個人輸入の通販と医療機関のオンライン診療で処方を受ける方法は全く異なる入手方法となり、安全性も違いがあります。

クリニックのオンライン診療での処方は、通販での購入と同様に人にバレることはないため、家族や周囲の人にAGA治療の服用をしていることを知られたくない人も安心です。

クリニックのオンライン診療は上記のような3ステップで受けることができます。
クリニックによっては24時間診療を行っている場合もあるため、忙しい人でも気軽に受診しやすいです。
また、料金の決済後は当日から2日程度でフィナステリドが発送されるため、より早くAGA治療を開始したい人にもおすすめです。

オンライン診療と通販によるフィナステリドの入手方法の違い

個人輸入の通販と医療機関のオンライン診療で処方を受ける方法は全く異なる入手方法となり、安全性も違いがあります。

オンライン診療による処方、個人輸入による通販はどちらもクリニックに直接受診せずにフィナステリドが入手できる方法ですが、安全性など様々な面で違いがあります。
個人輸入による通販でフィナステリドを入手するのは、以下のような面で危険なのです。

フィナステリドは医師からの処方が正規ルートとなっており、個人輸入の通販は正規ルートではありません。
そのため、上記のようにリスクが多数あります。

個人輸入による通販サイトのフィナステリド国内の品質チェックが行われないため、偽造品や品質に問題があるフィナステリドが手元に届く場合があります。
そのため、服用後に健康上の被害が起きたり、効果を得られない可能性があるのです。

また、医療機関で処方された場合は副作用が起きた時のサポートや国の救済制度を受けられますが、個人輸入の通販はそのようなサポートがないため、健康上の被害が起きてもすべて自己責任となります。

なお、Amazonや楽天ではフィナステリドの購入はできません。

フィナステリドはオンライン診療で処方を受けるのがおすすめの理由

フィナステリドは通販ではなくオンライン診療で医療機関から入手するのがおすすめのポイントは以下です。

オンライン診療で医療機関から処方されるフィナステリドは、安全性や有効性が確認され、品質が管理されたものです。
そのため、通販のように偽造品や安全性・有効性が確認されていない危険な商品が届くリスクはありません。

また、フィナステリドを服用して万が一副作用や健康上の被害が起きた時、オンライン診療であれば医師による診察で相談できたり、国の救済制度を受けられたりします。

オンライン診療だと、クリニックによっては診療を受けた当日、平均でも2～3日以内にはフィナステリドが届きます。
また、通販の場合だと自宅受け取りしかできないケースが多いですが、オンライン診療であれば受け取り方法も自宅だけではなくコンビニ受け取りや配送営業所受け取りなど選べるクリニックもあります。
そのため、家族にAGA治療薬の服用をしていることを知られたくない人にもおすすめです。

通販サイト・オンライン診療のフィナステリドの料金比較

通販によるフィナステリドの料金設定は以下のようになっています。

通販サイト名	料金
オオサカ堂	フィナロイド：2,890円 プロペシア：7,675円
お薬なび	フィンペシア：1,520円
くすりエクスプレス	フィンペシア：1,560円
アイドラッグストアー	フィンペシア：1,590円

個人輸入の通販サイトのフィナステリドは2,000円～8,000円程度の料金設定が多いです。

一方でオンライン診療によるフィナステリドの処方は、クリニックによって月1,000円程度で継続でき、初月数ヶ月分0円というキャンペーンも行われています。

定期配送で毎月の購入手続きの手間もなく、通販よりも安い料金でフィナステリドを入手できるオンライン診療はメリットが多いです。

フィナステリドの処方がおすすめのAGAクリニック

※1 12ヶ月プランキャンペーンの適用後の料金です。決済ページにてクーポンコード「docfina」を入力します。
※2 12ヶ月プランキャンペーンの適用後の料金です。決済ページにてクーポンコード「docaga」を入力します。

DMMオンラインクリニックでは、フィナステリド単剤プランとフィナステリドとミノキシジルとのセットプランが初回6ヶ月間0円のキャンペーンを実施しています。
また、初回6ヶ月だけではなく7ヶ月目からもフィナステリド1種類の場合は1,000円、フィナステリド+ミノキシジルは1,861円で継続可能です。

DMMオンラインクリニックは診察料が無料で、薬代と送料だけでフィナステリドの処方が受けられます。
また、24時間オンライン診療が行われていたり、LINEでフィナステリドの追加配送の手続きができたりと、時間と手間をかけたくない人に向いています。

なお、DMMオンラインクリニックで取り扱っている海外製のフィナステリドは、独自の検査によって安全性と有効性を確認しています。

※12ヶ月プランキャンペーンの適用後の料金。決済ページにてクーポンコード『YOBO2024C』を入力。

クリニックフォアは定期配送のキャンペーン割引で、フィナステリド1ヶ月あたり1,049円で処方を受けられます。
フィナステリドとミノキシジルの成分が一つになった錠剤の処方を受けられるプランもあり、定期配送の場合は1ヶ月1,851円です。

クリニックフォアは予約の空き状況によっては、最短当日の15分後にオンラインでの診療を受けられるため、時間を見つけてすぐに受診できるのがポイントです。

Dr.AGAクリニックでは、フィナステリド単剤プランやミノキシジルとのセットプラン、内服薬2種類+外用薬のプランがあり、いずれも初月980円からAGA治療を開始できます。

Dr.AGAクリニックではフィナステリドとミノキシジルが主成分のオリジナルAGA治療薬BIRTHを処方してもらえます。

長期間継続すると適用になる割引も実施されており、2年目以降は通常の30％OFFの料金で継続が可能です。

なお、Dr.AGAクリニックは保証も手厚く、AGA治療薬で効果を実感できなかった場合は全額返金保証のサービスが受けられます。

AGAヘアクリニックでは、フィナステリド単剤のほかに、頭皮環境を整えるシャンプーケトコナゾール治療薬とのセットプランもあり、いずれも初月の割引キャンペーンを利用できます。

AGAヘアクリニックはアプリでオンライン診療を受ける形で、写真を見ながら頭皮状況を説明してもらえます。
自己検査キット（血液）で健康状態を確認してからフィナステリドの処方を受けることも可能です。

イースト駅前クリニックでは、国内産のフィナステリドが初回トライアルで1ヶ月1,650円です。
イースト駅前クリニックの料金プランは単月プランのほかにまとめて処方を受けるプランがあり、3ヶ月分は単月の5％OFF、6ヶ月分は単月の10％OFFとなります。

フィナステリドの副作用が心配な人も、イースト駅前クリニックで処方されたフィナステリドの服用期間だと無料で電話によるクリニックへの相談が可能です。

レバクリは、定期配送の場合フィナステリドを割安で購入可能になります。
レバクリは1ヶ月ごと、3ヶ月ごと、6ヶ月ごと、12ヶ月ごとの定期配送プランがあり、毎回自動決算・診察不要でフィナステリドの処方を受けられます。

全額保証制度もあり、フィナステリドの服用直後に副作用が起きた場合は、支払った費用の全額返金を受けられます。

elifeのフィナステリドの処方プランは、フィナステリドとミノキシジルがセットになっています。
診察料・送料無料となっており、薬代だけでフィナステリド・ミノキシジルのAGA治療を開始できます。
コース内容は月々の定額コースのほか、6ヶ月の定期配送、12ヶ月分まとめて配送されるプランから選択可能です。

elifeでは、フィナステリドの服用後に副作用が起きた場合無料で診察を受けられ、薬の切り替えも可能です。

ゴリラクリニックではフィナステリドの単剤処方プランのほか、ミノキシジルとの組み合わせプラン、デュタステリド外用薬とのセットプランなど種類が豊富です。
セットプランは初回3ヶ月のトライアルがあり、M字発毛実感コースは7,800円、完全発毛実感コースは14,800円と割引料金で処方が受けられます。

ゴリラクリニックはサポート制度が充実しているのも特徴で、発毛効果を得られない場合は全額返金保証の制度を利用することが可能です。

湘南AGAクリニックでは一般的なフィナステリド錠のほか、先発品のプロペシア錠、フィナステリド1.3mg配合のオリジナルタブレットHRタブレットFの取り扱いもあります。
HRタブレットセットは、フィナステリド・ミノキシジルのほか、発毛に必要なビタミン、ミネラル、アミノ酸が配合されたタブレットVがセットになっています。

湘南AGAクリニックのオンライン診療は、1万円以上で送料無料となっており、コンビニ受け取りも可能です。

AGAスマクリのコース内容はフィナステリドとミノキシジルがセットになっており、初月0円で処方を受けることが可能です。
また、AGAスマクリは診察料だけではなく送料も無料のため、薬代だけでAGA治療をスタートできます。

なお、AGAスマクリで取り扱っているフィナステリドは、配合量が1.3mgと通常よりも高い濃度となっています。

オンライン診療の予約は名前・電話番号・メールアドレスの3つを入力するだけのため、30秒程度で予約手続きが可能です。

オンライン診療でフィナステリドの処方を受けるクリニックの選び方

オンライン診療でフィナステリドの処方を受けるクリニックは以下の3つをポイントに選びましょう。

フィナステリドの料金に加え、配送料、診察料のトータル費用が安いクリニックだと継続しやすいです。
料金は以下を基準に安いか高いかを判断してください。

オンライン診療が行われているクリニックの中には、初回数ヶ月分0円のキャンペーンや、定期配送の割引を実施している場合もあります。
月々1,000円程度という安い料金でフィナステリドの服用を継続できるクリニックもあり、できるだけ安い料金で継続できるとフィナステリドによる薄毛治療の効果をキープしやすいためおすすめです。

オンライン診療で処方を受けたフィナステリドがいつ届くのかは、クリニックによって異なります。
自宅にフィナステリドが届くまで平均2～3日はかかる場合が多いですが、早ければ診療を受けた当日にフィナステリドが到着するクリニックもあります。

配送の手配が早いオンラインクリニックだと、すぐにフィナステリドによるAGA治療を開始できるためおすすめです。

オンライン診療の受付時間が長いクリニックであれば、仕事終わりや仕事の合間などスキマ時間で医師による診察が受けられます。

クリニックによっては24時間いつでも医師の診察を受けられます。
そのようなクリニックだと、初回の診療だけではなく、年に1回程度必要になる定期診療の際も時間の調整がしやすいためおすすめです。

フィナステリドの配合量や薬剤の種類の違い

フィナステリドは1日の上限は1mgですが、有効成分の濃度（配合量）によって1mgと0.2mgの2種類があります。
AGA治療で主流なのはフィナステリド1mgのため、実際のクリニックでの取り扱いも1mgが多いです。

料金は0.2mgと1mgで差が少なく、副作用のリスクも比較的どちらも少ないです。
そのため、同じような価格で高い薄毛予防の効果をサポートするフィナステリド1mgがおすすめです。
どうしても副作用のリスクをできるだけ少なくしたい方は、フィナステリド0.2mgを検討してください。

クリニックで処方されるフィナステリドの中には、クリニックオリジナルの薬が処方されている場合があります。
通常のフィナステリドとクリニックオリジナルのフィナステリドの違いは以下です。

クリニックオリジナルのフィナステリドは、一般的な製薬メーカーから販売されているフィナステリドと主成分は同じです。
クリニックのオリジナルの治療薬は、通常のフィナステリドの有効成分に加え、ミネラルやビタミン、亜鉛など発毛をサポートする栄養素がプラスで配合されているものが多いです。

クリニックオリジナルのフィナステリドは、通常よりも高額になる場合が多いため、費用を抑えてフィナステリドを服用したい人は通常のフィナステリドがおすすめです。

国内製薬メーカーのフィナステリドのほか、海外で製造されているフィナステリドもあります。
インド製造のフィナロやフィンペシア、フィリピン製造のフィナロイドなどがあり、いずれも国内産のフィナステリドと有効成分は同じです。
ただし、海外製のフィナステリドは日本で未承認となっており、個人輸入による海外製のフィナステリドは有効性・安全性が確認されていません。

有効性・安全性が確認されていない個人輸入による海外製のフィナステリドは、効果を得られなかったり、健康被害を引き起こしたりするリスクがあるため避けるようにしましょう。

フィナステリドとデュタステリド・ミノキシジルの効果の違い

AGA治療薬はフィナステリドのほかデュタステリド（ザガーロ）、ミノキシジルがあります。
それぞれの治療薬とフィナステリドとの効果の違いについて紹介します。

フィナステリドとデュタステリドの違い

フィナステリドとデュタステリドは抜け毛を予防するAGA治療薬、ミノキシジルは発毛を促進するAGA治療薬です。

フィナステリドとデュタステリドはどちらも抜け毛を予防する効果があるという面では同じですが、AGAへの治療効果と副作用のリスクの高さに違いがあります。

デュタステリドはフィナステリドよりも作用する範囲が広く効果が高いです。
どちらもAGAの原因となる還元酵素5αリダクターゼの作用を妨げる薬ですが、還元酵素5αリダクターゼはⅠ型・Ⅱ型の2種類あり、フィナステリドとデュタステリドは作用する種類が異なります。

フィナステリドはAGAの発症に深く関わっているⅡ型の5αリダクターゼを阻害、デュタステリドはⅠ型・Ⅱ型という体全体の5αリダクターゼを阻害するため、AGAの治療効果にも違いがあります。

副作用に関して、フィナステリドよりもデュタステリドはリスクが高いです。
デュタステリドは体全体の5αリダクターゼを阻害し、有効成分が血中に留まる時間も長いことから体への影響も大きく、フィナステリドよりも副作用の発症リスクが高いのです。

フィナステリドとミノキシジルの違い

ミノキシジルは、頭皮の血行促進・毛母細胞の活性化によって発毛を促進するAGA治療薬です。
ミノキシジルは抜け毛を予防するフィナステリドとは異なり、発毛を促進する効果をもたらします。

ミノキシジルは内服薬と外用薬があります。

AGAの根本的な治療には、フィナステリドをミノキシジルと併用して使うのがおすすめです。
抜け毛予防ができるフィナステリドと、発毛促進効果があるミノキシジルの2種類を服用することで、効率的に薄毛治療ができます。

AGAの症状が軽度の場合や、薄毛の症状は強くはないが予防としてAGA治療薬を服用したい場合は、フィナステリドだけでも抜け毛予防はサポートできます。

服用前に知りたいフィナステリドの副作用と禁忌事項

フィナステリドは以下の副作用が起きるリスクがあります。

ただし、試験結果によるとフィナステリドの服用で起きる副作用の発現率は1.1％と高くはないことがわかっています。
症状別だと、性欲減退は1~5％未満、勃起機能不全・射精障害・精液量減少は1％未満、その他肝機能障害、抑うつ症状などは頻度不明です。

フィナステリドを服用して何かしらの副作用が起きた場合、服用継続が可能なのか服用を停止する必要があるかは医師の判断が必要になります。
自身の判断でフィナステリドの用量を変更したりする行為はNGです。

上記の副作用以外にも、フィナステリド服用後に初期脱毛が起きる可能性もあります。
初期脱毛はフィナステリドの服用によって毛母細胞が活性化し、新しい髪の毛に生まれ変わる過程で起きる症状です。

初期脱毛はフィナステリド服用後10～14日程度で起きやすく、発症から1～2ヶ月程度で落ち着くケースが多いです。
初期脱毛はフィナステリドによる薄毛治療の効果が現れている証拠なので過度に心配する必要はありませんが、症状が強い場合や長い期間続く場合は医師に相談しましょう。

フィナステリド服用中の注意点

フィナステリドの服用中は献血ができません。
フィナステリドの主成分は未成年者・女性への安全性が確率されていないため、輸血を受けた人が健康被害をもたらす可能性があるためです。

また、アルコールと一緒にフィナステリドを服用すると、副作用のリスクが高くなるため避けましょう。

フィナステリドと併用禁忌薬は特にありません。

妊活中の男性がフィナステリドを服用してもいいかどうかは、クリニックによって見解が異なります。

フィナステリド1mgの服用を6週間継続した時に成分が精液に溶け出す量は、投与量の0.00076%以下と極めて微量です。
そのため、胎児への影響ないという見解から、フィナステリドを妊活中に服用しても問題ないというクリニックもあります。
一方で多少なりとも精液へフィナステリドの成分が溶け出すため、リスクを回避するためにフィナステリドの服用は推奨しないというクリニックもあります。

妊活中のフィナステリドの服用はパートナーとよく相談し、副作用やフィナステリドの影響を理解した上で検討してください。

フィナステリドを服用できない人

フィナステリドは以下に該当する場合、安全性が確認されていないため服用は禁止されています。

女性はフィナステリドを服用するとホルモンバランスが乱れ、妊娠に必要な機能が損なわれる可能性があります。
また、妊娠中の場合は男性胎児の生殖器の奇形が起きる場合があるため、服用だけではなく錠剤に振れるのも厳禁です。