ミノキシジルの効果や副作用を解説!内服薬と外用薬の違いとは?

AGAの治療薬として使われているミノキシジルにはタブレット型の内服薬や塗り薬型の外用薬があります。

それぞれどのような効果や副作用があるのか、そしてミノキシジル服用後に起きる可能性がある初期脱毛とは何なのか詳しく解説します。ミノキシジルのジェネリック医薬品の購入先やミノキシジルを処方しているおすすめAGAクリニックの紹介もしています。

※CLINIC FORの情報提供元:CLINIC FOR
※記事内の料金は全て税込みです。

ミノキシジルとは壮年脱毛症の予防効果が認められた成分

ミノキシジルとは、1960年代にアメリカのアップジョン社(現ファイザー社)が開発した高血圧患者の血管を拡張して血圧を下げるための降圧剤に使われていた主成分です。

当時薬を服用していた患者に体毛が増加する副作用が現れはじめたため、発毛剤として開発が進み、1980年代頃から先発薬として「ロゲイン」と呼ばれるミノキシジル外用薬が販売されるようになりました。

日本では、1999年に大正製薬から発売された「リアップ」がミノキシジル配合の医薬品として初めて販売され、2005年には女性向けのミノキシジル外用薬「リアップレディ」が発売されました。

ミノキシジルは、現在では日本のAGA治療でも使われることの多い成分で、主に発毛を目的としてミノキシジル外用薬・内服薬は処方されています。

ミノキシジル内服薬や外用薬を扱っているAGAクリニック
クリニック名 ミノキシジル処方のプラン
DMMオンラインクリニック
DMM
フィナステリド+ミノキシジル内服5mg
発毛プラン定期:1ヶ月あたり1,861円※1
初回6ヶ月無料クーポンあり

ミノキシジル外用15%
11,880円/月
クリニックフォア
クリフォア
フィナステリド+ミノキシジル内服2.5mg
発毛プラン定期:1ヶ月あたり1,851円※2
初回6ヶ月無料クーポンあり

ミノキシジル外用12%(フィナステリド0.01%配合)
定期10,285円/月

イースト駅前クリニック
イースト駅前クリニック
ミノキシジル内服5mg
1ヶ月:8,250円~
6ヶ月:44,550円~

ミノキシジル外用5%
初回1ヶ月:1,980円
1ヶ月:5,500円~
6ヶ月:29,700円~
※1 12ヶ月プランキャンペーン適用後の料金。決済ページでクーポンコード「docaga」を入力。
※2 12ヶ月プランキャンペーン適用後の料金。決済ページでクーポンコード「AGA2024C」を入力。

以上の3院は初診からAGAのオンライン診療に対応しているため、自宅で診療を受けてその後にミノキシジルを届けて貰う事が可能です。

AGA治療に用いられる薬には副作用があったり、用法・容量が細かく決められていたり、個人の判断で使用することが難しいものもあります。

治療方法や副作用に対する正しい理解を持って満足度の高いAGA治療を受けるために、薬はAGAクリニックで処方してもらいましょう!

頭頂部へミノキシジルの効果はどれくらい発揮される?

ミノキシジルが頭頂部へ発揮する効果とは

頭頂部は、AGAの原因とされる「5αリダクターゼ」という酵素の分布が多いため、額の生え際と同じく薄毛が進行しやすい部位です。さらに頭頂部は身体の頂点にあり、血管を巡らせるポンプのような役割を持つ筋肉が少ないため、血行が悪くなりやすくもあります。

ミノキシジルには血管を拡張して血行を改善する効果に期待ができ、血行が悪くなりやすい頭頂部へアプローチする作用があります。また、ミノキシジルでの発毛と並行して、AGAの進行抑制の効果へ期待できるフィナステリド・デュタステリドを使用し、抜け毛を防ぐことも可能です。

フィナステリド錠は、生え際のM字部分・頭頂部が薄くなってくる、AGA症状がみられる際に効果が見込まれる治療薬です。

引用:フィナステリド錠の効果・効能|Dクリニック新宿

ミノキシジルで効果がない人の特徴

ミノキシジルを使用しても効果が出ない理由

ミノキシジルを使用しても効果が無い人の特徴として以下のような特徴があります。

1.使用期間が短い

先ほども説明したようにミノキシジルの効果を実感できるまでにはおおよそ6ヶ月~1年ほどミノキシジルを使い続ける事が推奨されています。

それよりも短い期間で辞めてしまうと充分な効果が実感できませんので理解しておきましょう。

また、期間中に初期脱毛が起きる可能性もあるため「使い続けても大丈夫なのか?」と疑問に思い使用を辞めてしまう方もいるのですが、6ヶ月~1年後からヘアサイクルが改善された新しい髪の毛が生えてくるので、一時的に抜け毛が増えても根気よく使い続ける事は重要です。

2.AGAの進行が中度~重度

AGAの進行が中度以上の場合、ミノキシジルだけでは効果がない場合があります。

ミノキシジルの効果は主に発毛促進がメインであるため抜け毛を防ぐ効果が無く、ミノキシジルにより髪の毛が生えるスピードよりもAGAにより髪の毛が抜けるスピードが上回ると充分に効果が実感できません。

そのため、AGAが比較的進行している方はフィナステリドやデュタステリドといった抜け毛を防ぐ治療薬と併用してみたり、AGAクリニックで行える注入治療等も並行して行うと効果が実感できるでしょう。

3.AGAではない

ミノキシジルはAGAの影響によってヘアサイクルが乱れてしまった髪の毛の改善に期待ができる成分なので、AGAによる薄毛ではない場合は効果が現れにくいです。

  • 円形脱毛症
  • 感染症による脱毛
  • 薬剤による脱毛 など

以上のような脱毛症の場合、ミノキシジルの効果が充分に得られない可能性があるため、専門の医療機関を受診することをおすすめします。

また、栄養バランスや生活習慣の乱れにより毛髪の成長に必要な栄養が足りていなかったり、皮脂や雑菌などによる頭皮環境の悪化から来る薄毛の場合はミノキシジルの効果を得られにくくなってしまうため、栄養バランスの良い食事・規則正しい生活を心掛け、頭皮を清潔に整えつつミノキシジルによる治療を行うと良いでしょう。

ミノキシジルの効果が出る期間とやめた時の影響

ミノキシジルの効果持続期間

ミノキシジルの効果を実感できる期間の目安

ミノキシジルには即効性は無く、AGA治療の効果を実感するためには、6ヶ月~1年間は治療を続ける必要があります。

薄毛の状態や体質によって効果の現れ方は変わってくるので個人差がありますが、ミノキシジルの効果が実感できるまでには約6ヶ月ほどかかると言われています。

古い髪の毛が新しく生え変わって成長するまでにおおよそ半年以上はかかるため、6ヶ月~1年ほどを目安にしてミノキシジルによる治療を開始してみると良いでしょう。

上記の期間を過ぎても全く効果が実感できないという場合はミノキシジルによる治療が合っていない場合もありますので、医師に相談して治療法の変更を検討してみる事をおすすめします。

より効果を出すために必要なこと

ミノキシジルは決められた用法・容量で根気よく毎日継続して使用することで効果が期待できます。

なかなか効果が実感できないからといって、自己判断でミノキシジルの服用量や使用回数を増やしたりせず医師の指導の元、もしくはメーカー等で推奨されている使用方法を守り正しく使用していきましょう。

ミノキシジルをやめるとAGAは進行する!

ミノキシジルはAGAの進行を食い止めるような効果は無いため、効果が実感できたからといってすぐに使用を中止してしまうと、再びAGAは進行してしまいます。

そのため、ミノキシジルの使用をやめたいという場合は自分の中での目標をある程度決めておき、目標に達したら徐々やめる方向に検討してみると良いでしょう。

きっぱり辞めてしまうと服用前のように抜け毛が進んでしまうため、医師に相談して徐々に減薬してみたり、ミノキシジルではなくフィナステリドなどの抜け毛を防ぐ治療薬に変更する事で経済的な負担を減らしながら見た目の維持が可能です。

ミノキシジルの副作用の症状と使用する時の注意点

ミノキシジルの副作用と注意すべきこと

ミノキシジルには発毛効果が期待できる半面、以下のような副作用が起こる可能性があるということを覚えておきましょう

ミノキシジルによる副作用の飲み薬・塗り薬それぞれの症状

治療法 副作用
内服薬(タブレット) 初期脱毛・動悸・息切れ・頭痛・めまい・手足や顔のむくみ・全身の多毛症・肝機能障害・不整脈・心疾患など
外用薬(塗り薬) 初期脱毛・発疹・発赤・かゆみ・かぶれ・ふけ・使用部位の熱感・頭痛・めまい・むくみなど

ミノキシジル内服薬と外用薬に共通して頭痛やめまい、むくみ・かゆみなどの似たような副作用が起こることがありますが、これはミノキシジルが血圧に作用する効果を持つため起こり得る症状だと言えます。

また、ミノキシジル外用薬は基本的に塗った部位にのみ副作用が現れるのに対し、ミノキシジル内服薬は副作用が全身に発生したり外用薬にはない副作用が現れる可能性があります。

その中でも顕著に表れる症状が「全身の多毛症」で、ミノキシジル内服薬は服用することで血中からアプローチし、頭皮だけでなく全身の毛穴に作用するため頭髪以外の毛が濃くなることがあります。

また稀ではありますが、ミノキシジル内服薬は肝臓で代謝されるため肝臓に負担がかかり肝機能障害となる可能性もあります。

そのような事態を避けるために、AGA治療を行っているクリニックでは定期的な血液検査を行いつつ治療を進めています。

副作用が現れやすくなる状態とは

ミノキシジル内服薬や外用薬を使用したからといって必ず副作用が発生するというわけではありません。しかし、既に血圧に作用する薬を飲んでいる方は副作用が現れる可能性が高くなります。

個人輸入でミノキシジルを購入した場合は副作用が出ても全て自己責任となりますが、クリニックで処方してもらった薬で上記のような症状が現れた場合は医師に対応してもらう事も可能なので、リスクを避けるためにも個人輸入は行わないようにしましょう。

同時に使用できる薬とミノキシジルの使用を避けるべき人

ミノキシジル外用薬は併用禁忌薬はありませんが、ミノキシジル内服薬と一緒に服用することがNGとされている禁忌薬や禁忌行為があります。

  • ED治療薬
  • イブプロフェン系の風邪薬
  • イミグラン系の偏頭痛薬

以上の3つの治療薬は、ミノキシジルとの併用で血流に悪影響を及ぼしてしまう可能性があるため併用が禁忌とされています。

上記の治療薬に加え、アルコールも血管を拡張してしまう作用があり、ミノキシジルと一緒に摂取すると血圧が過剰に下がってしまう危険性もあります。

ミノキシジル内服薬を服用中は極力飲酒をしないことがベストですが、どうしても飲みたいという方は医師と相談したうえでミノキシジル服用後7時間以上間隔を空けてから飲むようにしたり、一度に飲む量を減らしたり、休肝日を設けて飲むようにすると良いでしょう。

ミノキシジル内服薬の服用に注意が必要な人
  • 血圧に作用する薬を飲んでいる方
  • 血圧に疾患のある方
  • ミノキシジルでアレルギー症状を起こしたことがある方
  • 腎臓や肝臓に異常のある方
  • AGAによる薄毛ではない方 など

上記に当てはまる方はミノキシジルの服用が禁じられているわけではありませんが、服用前に医師と相談をする必要があります。

医師の判断を仰がずに服用してしまうと重篤な副作用が起きてしまう可能性もありますので、ミノキシジル内服薬は個人の判断で服用せず医師の指導の元で服用するようにしましょう。

ミノキシジル外用薬の服用に注意が必要な人
  • 頭皮に炎症・傷のある方
  • 育毛剤を使用している方
  • ミノキシジルでアレルギー症状を起こしたことがある方
  • 腎臓や肝臓に異常のある方
  • ミノキシジルでアレルギー症状を起こしたことがある方 など

頭皮に炎症が起きていたり傷がある場合は、ミノキシジル外用薬を塗ってしまうと頭皮にダメージを与えてしまう可能性があるため控えましょう。

また育毛剤を使用していたり、頭皮に何らかの薬・液体などを付けている場合はミノキシジルの浸透を邪魔してしまう可能性があります。

ヘアワックスやスプレーなどのスタイリング剤がついている状態で使用してしまうと雑菌などが入ってしまう事もありますので、ミノキシジル外用薬を使う際には必ず清潔な状態の頭皮に使うようにしましょう。

ミノキシジルの初期脱毛が続く期間とその対策方法

ミノキシジルの副作用として報告例が多い「初期脱毛」ですが、これは乱れてしまった毛の成長サイクル(ヘアサイクル)がミノキシジルの効果によって正常に近づくために起きる症状です。

これはミノキシジルの効果で新しい髪が生えてきて、AGAの影響によって弱った古い髪の毛が押し出されることにより、一時的に抜け毛が増える症状なのであまり心配はいりません。

初期脱毛の症状が現れる時期には個人差がありますが、ミノキシジルによる治療を開始してから10日~1ヶ月ほどから現れ始め、長くても3ヶ月ほどで落ち着く場合が多いようです。

初期脱毛が収まらない場合

初期脱毛は次第に落ち着くことが多いですが、抜け毛が落ち着かないという人は初期脱毛以外の原因で脱毛が起きている可能性もあるため、ミノキシジルを処方してくれた医師に相談するようにしましょう。

せっかく治療を始めたのに抜け毛が増えてしまうと不安になりストレスに感じてしまうかもしれませんが、ストレスは頭皮の血行に悪影響を及ぼしてしまう可能性があるため、あまり不安になり過ぎない事も大切です。

ミノキシジルの外用薬と内服薬の効果の違いは何か

ミノキシジルの内服薬・外用薬の効果のメカニズム

ミノキシジルには、飲んで服用するタブレット型の内服薬(ミノキシジルタブレット)と、頭皮に直接塗って使用する外用薬タイプがあります。それぞれの薬タイプがどのように薄毛へ作用するのか、どちらの手段を選ぶと良いのか、効果の違いを選び方のポイントを抑えておきましょう。

ミノキシジル外用薬の効果

ミノキシジル外用薬は頭皮の毛の薄い気になる部位に直接塗り込み使用します。塗り込んだ箇所の毛母細胞を刺激することで髪の毛の発毛を促す効果があります。

また、頭皮の血管を拡張する事で血行を促進し、頭皮にまで栄養を行き渡らせやすくする育毛効果にも期待ができます。

ミノキシジル外用薬の場合、メーカーやクリニックによってはミノキシジルの他に抜け毛を予防する成分や頭皮環境を整える成分を同時に配合している外用薬を販売している所もあります。

ミノキシジル内服薬の効果

主成分が同じミノキシジルであるため外用薬と内服薬で効果の内容に大きな違いはなく、毛乳頭細胞を活性化させたり体内の血流を改善して発毛を促進する効果に期待ができます。

ミノキシジル内服薬は成分を体内に直接摂り込んで血中から効果を発揮するためミノキシジル外用薬よりもさらに高い効果があるとされています。

そのぶん成分の効果が身体全体に現れるため副作用も全身に影響する場合があり、先ほども触れたように臨床試験が行われたわけでは無いため効果や安全性が確立されているわけではありません。

ミノキシジル内服薬・外用薬の副作用の違い

ミノキシジル外用薬は頭皮に直接塗るタイプの薬なので効果・副作用は基本的に塗った部位にしか現れませんが、ミノキシジル内服薬の場合は体内に摂取するため、効果・副作用は全身に現れる可能性があります。

また、副作用の発生率もミノキシジル内服薬の方が発生しやすいとされています。

ミノキシジルの飲み薬と塗り薬を選ぶ基準

ミノキシジルの飲み薬と塗り薬の効果の違いと選ぶ基準

ミノキシジルには、飲んで服用するタブレット型の内服薬(ミノキシジルタブレット)と、頭皮に直接塗って使用する外用薬タイプがあります。
どちらの手段を選択してミノキシジルを取り入れると良いか、選び方のポイントがあります。

国内で承認されているかどうかで選ぶ

日本国内で承認薬として扱われているのは外用薬タイプのミノキシジルのみで、内服薬はAGA治療薬としては国内未承認の医薬品です。

また外用薬タイプのミノキシジルも、認可されているのはミノキシジル配合量5%までの物であり、配合量5%を越える物は国内未承認薬となります。

未承認だからといって処方・服用することが違法と定められているわけではありませんが、ミノキシジルを選ぶ際の参考にしましょう。

日本皮膚科学会での推奨度で選ぶ

日本皮膚科学会による「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」には、AGA治療で使われている薬や施術方法に対する推奨度が記載されています。そのガイドライン上ではミノキシジル外用薬と内服薬それぞれ別物と扱われています。

AGA治療薬の内服薬と外用薬の効果の違い

ミノキシジル外用

推奨度:A(ミノキシジルの外用を行うよう強く勧める)

『以上に関して(ミノキシジル外用の発毛効果に関して)、高い水準の根拠があるので、男性型脱毛症に 5%ミノキシジル、また女性型脱毛症に 1%ミノキシジルを外用するよう強く勧める。』

ミノキシジル内服

推奨度:A(ミノキシジルの外用を行うよう強く勧める)

『以上に関して(ミノキシジル外用の発毛効果に関して)、高い水準の根拠があるので、男性型脱毛症に 5%ミノキシジル、また女性型脱毛症に 1%ミノキシジルを外用するよう強く勧める。』


ミノキシジル内服薬は国内で臨床試験を行っていないため、国内ではAGA治療薬として認可されていません。「品質・有効性・安全性」が確立されていないので自ずとランクが低く定められています。

AGAの治療の現場でミノキシジル内服薬が使用されることは多々あり、治療の症例写真を載せているクリニックも見かけられるため、効果の有無でランクが決められているわけでは無いという事は理解しておきましょう。

効果と副作用の発生具合

ミノキシジル外用薬は頭皮に直接塗るタイプの薬なので効果・副作用は基本的に塗った部位にしか現れませんが、ミノキシジル内服薬の場合は体内に摂取する事になるため、効果・副作用は全身に現れる可能性があります。また、副作用の発生率もミノキシジル内服薬の方が発生しやすいとされています。

ミノキシジル内服薬 ミノキシジル外用薬
承認の有無 未承認 国内承認薬(5%まで)
推奨度 Dランク Aランク
効果・副作用 全身に現れる 塗った部分のみ

ミノキシジル内服薬は未承認薬で推奨度が低く、副作用も現れやすいですが、承認されていないからといって処方・服用することが禁じられているわけではありません。

AGA治療を専門的に行うクリニックでもミノキシジル外用薬で改善が見られない場合に内服薬が処方されるケースは多くあります。服用する場合には医師の管理・指導の元で服用することが大切です。

ミノキシジルは他のAGA治療薬と併用しても良い?

AGA治療で使われるフィナステリド、デュタステリドという成分は、ミノキシジルと併用することを推奨されています。フィナステリドやデュタステリドは抜け毛を減らす効果に期待ができます。

しかし、ミノキシジルによって発毛を促しても、AGAによる薄毛を食い止める事ができなければ効果は一進一退となってしまいます。
そこでフィナステリドやデュタステリドの効果が加われば、AGAの進行を食い止めつつミノキシジルによる発毛する効果に期待できます。

フィナステリド・デュタステリドは男性ホルモンに影響を与えるため、未成年や女性の方は服用することを禁止されています。ただし、成人男性の場合は併用による危険性等は報告されていないため、ミノキシジルと併用することを推奨されています。

AGA治療薬はAGAクリニックでの処方を

フィナステリドやデュタステリドを主成分とした治療薬は国内でも承認されており、クリニックで処方してもらうことが可能です。ただし、医療用医薬品のためドラッグストア等で購入することはできません。

個人輸入で購入することは可能ですが、ミノキシジル同様非常に高いリスクを伴います。

そのため、ミノキシジルとフィナステリド・デュタステリドの併用を考えている方はAGAクリニックで処方してもらう事をおすすめします。

AGAクリニックでは医師が診察・診断し、正規品を処方してもらえるだけでなく、複数の治療薬がセットになったプランが用意されていたり、治療薬を継続しやすいような割引プランが用意されているクリニックもあります。

女性がミノキシジルを使用した時の効果・副作用

女性の薄毛にもミノキシジルは使えるのかと悩む方も多いのですが、女性の薄毛治療でもミノキシジル内服薬や外用薬は処方されることがあり、日本皮膚科学会の評価も男性と同様にミノキシジル外用薬はAランク、ミノキシジル内服薬はDランクに定められています。

ミノキシジルによる効果も男性と同様で、毛を作る毛乳頭細胞を活性化させて発毛を促進する効果や、血行を促進して毛の成長に必要な栄養を行き渡らせやすくする効果に期待ができます。

推奨されているミノキシジルの配合濃度は異なる

日本皮膚科学会のランクでは男性のAGA治療の場合はミノキシジル配合量5%の外用薬が推奨度Aとなっていますが、女性の場合はミノキシジル配合量1%の外用薬が推奨されています。

男性と女性では体質が異なり副作用の発生の仕方も変わってくるため、男性と同じミノキシジル外用薬が推奨されているわけでは無いという事は理解しておきましょう。

女性がミノキシジルを使用した時の副作用
  • かゆみ・赤み・かぶれ
  • 頭痛・めまい
  • むくみ
  • 初期脱毛 など

女性がミノキシジルを使用した際の副作用も、男性と大きな差があるわけではありません。

ですが男性とは異なる大きな注意点として妊娠中の方、もしくは妊娠する可能性がある女性はミノキシジルの使用は推奨されていません。

また、女性が男性向けであるミノキシジルを使用すると上記のような副作用が強く現れる可能性があるため、必ず女性向けに処方されているミノキシジルを利用するようにしましょう。

ミノキシジルはジェネリック医薬品として購入できるのか

ミノキシジルはジェネリック医薬品として購入できるのか

ジェネリック医薬品とは、先発医薬品と同じ有効成分を使用した後発医薬品のことです。
AGA治療薬の中にはジェネリック医薬品を処方できるものがああり、より安価なAGA治療を選択することができます。

ジェネリック医薬品は、新薬(先発医薬品)と同じ有効成分を使っており、品質、効き目、安全性が同等なおくすりです。さらに、製品によっては、服用しやすいように大きさや味・香りなどを改良したジェネリック医薬品もあります。新薬に比べ開発費が少ないために、新薬より低価格なおくすりです。

引用元:日本ジェネリック製薬協会|ジェネリック医薬品とは

しかし、ミノキシジルの内服薬は国内では未承認の医薬品であるため、ジェネリック医薬品が存在しません
そのためミノキシジルのジェネリック医薬品に該当するものは、「ミノキシジル外用薬」を指します。

ミノキシジルの外用薬とは?

日本では長らく大正製薬から販売されているリアップがミノキシジル外用の先発薬として販売されていましたが、2018年に後発医薬品(ジェネリック)が解禁されて様々な会社からミノキシジル外用薬が販売され始めました。

現在日本で販売されているミノキシジルのジェネリック医薬品は、以下のメーカーがあります。

  • リアップEX5ネオ(大正製薬)
  • スカルプDメディカルミノキ5(アンファー)
  • ミノキシジルローション5%「JG」(日本ジェネリック株式会社)
  • リグロEX5(ロート製薬)
  • リザレックコーワ(興和株式会社)

上記のミノキシジル外用薬の中にはドラッグストアやヨドバシカメラ・ビックカメラ等で販売されているものもあります。

また、各販売元のオンラインストアやAmazon、楽天等の通販サイトで販売されており、購入の際にWeb問診を記入して薬剤師による承認を得れば発送してもらう事が可能です。

薬剤師の承認までにタイムラグがあるため、注文から到着まで少し時間がかかってしまいますが、処方箋薬局などに通院することなく郵送してもらえます。

ミノキシジルは個人輸入できる?

ミノキシジル内服薬にはジェネリック医薬品が存在せずドラッグストア等では購入できないので、個人輸入で安く購入しようと考える方もいますが、個人輸入によるミノキシジルの購入はおすすめできません。

厚生労働省の公式サイトでも、以下のように医薬品等の個人輸入に関する注意喚起がされています。

・日本国内で正規に流通している医薬品、化粧品や医療機器などは、医薬品医療機器等法に基づいて品質、有効性及び安全性の確認がなされていますが、個人輸入される外国製品にそのような保証はありません。
・不衛生な場所や方法で製造されたものかもしれません。
・虚偽又は誇大な効能・効果、安全性などを標ぼうして販売等されている場合があります。
・正規のメーカー品を偽った、偽造製品かもしれません。
・一般の方が自己判断で使用して副作用や不具合などが起きると、適切な対処が困難なおそれがあります。

参考:医薬品等を海外から購入しようとされる方へ |厚生労働省より一部抜粋

上記を簡単にまとめると、

  • 個人輸入した物は有効性・安全性が保証されていない
  • 偽物・嘘の効果等が記載されている可能性がある

という危険性があるという事です。

ミノキシジル内服薬を個人で輸入して健康被害があった場合、適切な処置を受けれず重篤な副作用に繋がってしまう場合もあるため、ミノキシジル内服薬を購入したい場合は医師の診断の元正規品を処方してもらえて、万が一副作用が出た際にも適切な処置を受けられるAGAクリニックを受診することをおすすめします。

ミノキシジルを購入するならAGAクリニックがおすすめ

AGAクリニックがおすすめ

AGA治療を専門的に行っているクリニックでは正規品のミノキシジルを配合したオリジナル内服薬や外用薬を処方している所もあります。

オリジナル治療薬の場合は価格も独自で設定しているクリニックも多いため、場合によってはジェネリック医薬品よりも安い料金で購入できることもあります。

AGAオンライン診療でも購入可能

スマホやパソコンのビデオ通話機能等を用いてオンライン診療を行い、診療の後にミノキシジル内服薬・外用薬やその他のAGA治療薬を郵送してくれるAGAクリニックが増えています。

クリニックによっては診療当日に治療薬を発送してくれたり、オンライン診療専用の割引プラン等を用意している所もあります。

病院までの通院時間や交通費、病院内での待ち時間を削る事ができるため、サクッと治療薬を購入したいと考えている方にも向いています。

ミノキシジルの効果を上手く活用したAGA治療を

ミノキシジルは、現在日本のAGA治療でも使われることが多い成分で、毛を作る細胞を活性化させる効果と頭皮の血行を促進する効果に期待ができるため、AGAによって弱っていた髪の毛や毛根に発毛を促す効果が期待できます。

ミノキシジルは本来血圧に作用する薬として使われていた背景があるため、血圧の変動に関する副作用が発生する可能性がありますが、ミノキシジルに限らず「薬」には副作用等のリスクはつきものです。

しかし、個人で安易に使用してしまうと重篤な副作用に繋がる可能性があるため、AGAクリニックで処方してもらい、医師の指導を守り使用・服用しましょう。

AGA治療を受けるならクリニックがおすすめ

AGA治療に用いられる薬には副作用があったり、用法・容量が細かく決められていたり、個人の判断で使用することが難しいものもあります。

治療方法や副作用に対する正しい理解を持って満足度の高いAGA治療を受けるために、薬はAGAクリニックで処方してもらいましょう!

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