小田クリニックでは幹細胞治療のオプションサービスとして幹細胞の長期保管プランをご用意しています。
採取した幹細胞を最長10年間の長期にわたり高品質な状態で保管し、将来の治療(投与)に備えます。
幹細胞治療で行えること
幹細胞は炎症を起こした部位に優先的に集まる性質があり、集まった箇所で幹細胞が抗炎症成分や成長因子を放出し、炎症部位の修復を行います。これらの特性を利用して、認知症性疾患やアトピー性皮膚炎など、従来の治療法で奏功しない疾患に対して、幹細胞を用いた治療が臨床応用されています。
セルバンクとは?
当院のセルバンクは、将来の治療に備えて患者様の幹細胞をお預かりするサービスでございます。
患者様自身の細胞を凍結保管することにより、10年や20年後に病気やスキンケアで細胞を用いる際、凍結当時の若い細胞を使って治療を受けることができます。
また、凍結の際には予め複数の細胞株をご用意いたします。
そのため、1度このセルバンクサービスをご利用頂くと、その当時の細胞を半永久的にご利用頂くことができます。
セルバンクの特徴
日本国内で導入例の少ない最先端の凍結保存システムを導入。
-150℃以下の超低温下※で幹細胞の品質を長期に渡って守ります。
細胞培養センター、凍結保存システムを院内に併設し、幹細胞の採取から培養・保管・投与まで院内で完結する体制を整えています。輸送等による細胞のダメージリスクを最小限に抑えられ、より高品質な細胞を提供可能です。
※-20℃や-80℃でも細胞の代謝は緩やかながら働いていると考えられています。細胞の保存温度が-20℃だと2~3日程度、-80℃だと半年から1年ぐらいしか保存できないと言われています。一方、液体窒素中では細胞は半永久的に保存できると言われています。
セルバンクのメリット
若いうちに採取した元気な幹細胞を保管することで、将来の投与においてより高い治療効果を発揮する可能性があります。
保管したご自身の幹細胞は10年間何度でも利用可能です。10年経過後も別途更新し保管を継続できます。
保管期間の間に認可を受けた新たな幹細胞治療などを受けることも可能です。
重要事項
細胞バンクサービスの利用は幹細胞の採取前までに決定しなければなりません。※
長期の保存安定を確認する目的で初期の培養検査等を実施する必要があるため
細胞バンクサービスオプションを利用しない場合でも、投与計画に則った幹細胞の保管(1年前後)は必要となります。
セルバンクご利用の流れ
セルバンクを希望される方は、電話またはEmail(goc201112@ishinkai-mc.net)でご予約をお願い致します。
細胞採取の前に医師によるカウンセリングを実施した上で血液検査を行います。
検査結果によっては脂肪採取をお断りすることもございますのでご理解のうえお申し込み下さい。
①ご予約
Emailの場合は当院職員から折り返しご連絡させていただきます。
必須情報
・氏名(ふりがな)
・生年月日
・性別
・連絡先
をお伝えください。
②来院、カウンセリング・検査
本人確認のため写真付きの書類を提示してください。(コピーを頂きます。)
カウンセリング終了後は同意説明を行いますので、同意いただければ署名して採血にすすみます。
次に看護師から脂肪採取に当たっての留意事項の説明がございます。
検査結果は1週間から10日でわかりますので、次回の予約をして終了となります。
本人確認書類
運転免許証、パスポート、マイナンバーカード。
※写真の無い書類ではセルバンクの利用はできません。
③検査結果・脂肪採取
脂肪採取が可能な場合は脂肪採取に進みますので看護師が案内いたします。
脂肪採取にかかわるリスク
副作用等に関する事項
お臍の位置から皮膚を2mm程度切開して脂肪を採取いたします。
そのため皮下血腫(程度により腹部皮膚の色素沈着) 、創部からの出血 、創部の疼痛・腫脹(はれ) 出血による貧血、 アナフィラキシー反応(急性アレルギー反応による冷汗、吐気、嘔吐、腹痛呼吸困難、血圧低下、ショック状態など) 、腹膜に傷がつくなど、確立は低いですが起こる可能性がございます。
術後も皮下に内出血斑が出現することもございますが2~3週間で消失いたします。
※アルコール過敏症の方は事前にお知らせ下さい。
外国籍の患者さまは別途料金になります。
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